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親子日記   

kazukiホームページ
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平成4年11月15日(日)19歳の時にオートバイ事故により[脳外傷]となりました。暴走族が集団で蛇行運転をしているところ、息子はアルバイトの帰り道に遭遇し、巻き添えをうけました。暴走族はみんな逃げ、一樹だけが道路の植え込みの中で意識を失っているところを通行人のかたに救急車を手配していただき「名古屋国立病院」へ搬送していただきました。

 意識不明6ヶ月・病名は「頭部外傷・脳挫傷・脳幹損傷・遷延性意識障害・急性硬膜下水腫・鎖骨骨折」と知的障害・記憶力障害・構音障害・重度記名力障害・見当識障害・注力障害・四肢腱反射抗進と体幹のフラつきなど不安定性著明、とこれだけの障害名がつきました。

 事故後この暴走族を探そうとしましたが、警察へ行っても息子を巻き込んだオートバイは「盗難車のため持ち主も分かりませんし、持ち主には責任をとってもらうことは不可能です」とつっぱねられました。自損事故として片付けられ、保証も何もありません。
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事故直前
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事故2年後
 脳外傷者の実態が医療現場で理解されていなかった15年前と違ってマスコミで取り上げられるようになり、現在は日本全国で友の会、支部、関連団体が発足されました。2001年には「日本脳外傷友の会」も発足されました。「高次脳機能障害支援モデル事業」が実施されるようになり、国立身体障害者リハビリテーションセンターを中核として、名古屋市総合リハビリテーションを含む全国12か所の拠点病院が脳外傷者の支援の実践に取り組んできています。友の会もお互いに情報交換をしたり、脳外傷を正しく理解していただくためにも広報活動に国や自治体、行政などに働きかけていきたいと思っています。
 少しずつではありますが交通事故による脳に障害をおった若者達に訓練および就労等あかるい未来が開ける事を願っています。

by kazukimamay | 2006-12-31 23:59

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